目次ほたる 「記憶のはしっこ」#33
7 Photosモデル・ライターとして活動する20歳、目次ほたるが写真を通して、忘れたくない日々の小さな記憶をつなぐ連載「記憶のはしっこ」の33回目です。
目次ほたる 「記憶のはしっこ」#33
7 Photosモデル・ライターとして活動する20歳、目次ほたるが写真を通して、忘れたくない日々の小さな記憶をつなぐ連載「記憶のはしっこ」の33回目です。
(撮影・Canon EOS Kiss M2 )
仕事で箱根へ行く予定があったので、せっかくだからと思い、箱根名物・大涌谷に行ってみることにした。
大涌谷は、かつて箱根火山が爆発したときにできた神山火口の爆裂跡で、現在も山々から白煙が昇る、箱根有数の観光スポットだ。
幼い頃に家族と箱根旅行に訪れて以来、もう十数年も足を運んでいなかった場所だが、大涌谷に到着した途端、鼻をツンとつく硫黄の臭いと共に、昔懐かしい記憶がよみがえってきた。
(撮影・Canon EOS Kiss M2 )
大涌谷といえば、有名なのは「黒たまご」だろう。
黒たまごとは、その名の通り、殻が真っ黒のゆでたまごのこと。
大涌谷で湧く温泉でゆでることで、温泉に含まれる鉄分がたまごの殻に付着して、酸化鉄となり、黒い殻のゆでたまごができるというわけらしい。
「どうせ、中身はふつうのゆでたまごだろう」と思って、特に感動もなく食べていた私だったが、後日、大涌谷の公式ホームページに「黒たまごは、ふつうのゆでたまごに比べて、うま味が20%ほど高い」と書かれているのに気が付き、もっと味わって食べればよかったと、少し後悔した。
これから大涌谷に訪れる予定がある方は、是非味わってみてほしい。
(撮影・Canon EOS Kiss M2 )
大涌谷に訪れたあと、その足で「九頭龍神社本宮」にも行ってきた。
九頭龍神社は、商売繁盛や縁結びで有名な神社らしく、商売を繁盛させたい&縁結びもしたい私は、大きな煩悩の塊を抱えてお参りに訪れたのだ。
湖から悠然と顔を出した鳥居が圧巻の見応えだったが、あまりに曇っていて写真を撮るのが困難だったため、次は晴れている日に行きたいと思う。次に箱根に行けるのは、一体いつだろうか。
(撮影・Konica C35)
新宿にある化石や鉱物を売っているお店。
昔から古いものが好きで、こういうのを見ていると幸せな気持ちになれるので、新宿に行くたびにこのお店に寄っている。
(撮影・Konica C35)
最近、また雨が降る日が多いような気がする。
都会の雨の日は、花が咲くように、街中で色々な傘が開かれている姿が見られるから、嫌いじゃないけれど。
(撮影・Konica C35)
「白、黒、白、黒、白、黒、白」
撮影・文 目次ほたる