vol.1「わたしが撮りたいわたしの日常」
8 Photos女優・カメラマンとして活動する彩雪が、日常で見つけたドキドキを写真を通してお届けする連載がスタート。1回目は「わたしが撮りたいわたしの日常」です。
vol.1「わたしが撮りたいわたしの日常」
8 Photos女優・カメラマンとして活動する彩雪が、日常で見つけたドキドキを写真を通してお届けする連載がスタート。1回目は「わたしが撮りたいわたしの日常」です。
わたしが写真を撮りたいと思うのは、綺麗な景色でも、美味しそうな食べ物でも、『はい、チーズ』の合図で撮った写真でもなくて、ただ歩いているときに見つけた異彩を放つものや、建物や光が造るアート、気づかれないうちに撮った愛する人たちの楽しそうな姿だ。
何も気にせず過ごしていると見逃してしまうような美を切り取っておきたいと思う。
それができているときは心の余裕がある、いい状態のときだと思っている。
わたしにとって写真は自分の状態や状況を表す一種の指標になっているのかもしれない。
連載第一回はわたしがこれまでに撮ったお気に入りの写真たちを紹介する。
約5年前、家族旅行にでかけたときの母と妹。一家で集まれたのは最近ではこのときが最後かもしれない。
なぜハイタッチしていたのかは覚えてない。わたしたち家族は仲が良い。
紫陽花が花の中で1番すき。
花が散っているところを見たことがないから。
強いよな。
枯れてもなお綺麗な花たちはすごい。
そんな紫陽花の前にガラスの破片が落ちていた。
反射して写るものはつい撮りたくなる。
雨の日なんかとっておきの写真日和。
建築物と光が作るアート作品は最高。直線美。
よく見渡してみると、いつも歩いている道でもものすごく面白い景色が広がってたりする。
皮肉なことにわたしが好きだと思う写真はいつも突然偶然撮れる。
だからいつもお仕事で使うカメラとは別に小さくてポケットにひっそりとしまっておけるようなカメラもまた同様に重宝している。
今後の連載は写真に一言添えてお届けできればなと思う。
お時間ある時にぜひ、覗いてくれたら嬉しいです。
撮影・文 彩雪