鉄・路をゆく第27回~鳥取のローカル線・若桜鉄道
15 Photos若桜(わかさ)鉄道は鳥取県南東部に位置し、JR因美線と接続する郡家駅と若桜駅を結ぶ、全長19,2キロの単線非電化路線。旧国鉄地方交通線の若桜線を鳥取県や八頭町・若桜町が出資している第三セクター方式の鉄道会社。1日10往復運行されているが、うち7往復はJR因美線に直通し、鳥取駅まで乗り入れている。ラッピング列車やおしゃれで落ち着いた内外装を持つ観光列車「昭和」「八頭」を運行し、集客に力を入れている。若桜駅構内では蒸気機関車やディーゼル機関車の体験運転が随時行われている。またこの蒸気機関車を本線で走らせることを目指しており、さまざまな取り組みがなされている。
鉄・路をゆく第27回~鳥取のローカル線・若桜鉄道
15 Photos若桜(わかさ)鉄道は鳥取県南東部に位置し、JR因美線と接続する郡家駅と若桜駅を結ぶ、全長19,2キロの単線非電化路線。旧国鉄地方交通線の若桜線を鳥取県や八頭町・若桜町が出資している第三セクター方式の鉄道会社。1日10往復運行されているが、うち7往復はJR因美線に直通し、鳥取駅まで乗り入れている。ラッピング列車やおしゃれで落ち着いた内外装を持つ観光列車「昭和」「八頭」を運行し、集客に力を入れている。若桜駅構内では蒸気機関車やディーゼル機関車の体験運転が随時行われている。またこの蒸気機関車を本線で走らせることを目指しており、さまざまな取り組みがなされている。
若桜(わかさ)鉄道とJR因美線が接続する郡家駅。鳥取県産の木材を使用した駅舎は「ぷらっとぴあ・やず」という愛称がつけられている
構内は1面2線の島式ホーム(手前:1・2番線と、単式ホーム(奥3番線)。駅舎から構内踏切を渡って向かう
駅舎内にはコミュニティ施設が併設されており、地元八頭高校が作成した幕が大きく張られていた
反対側は同じく八頭高校の書道部作の幕が
若桜鉄道の1日乗車券。郡家駅ー若狭駅間が430円(2019年10月より440円)なので、単純に往復するだけでもお得なフリー切符
観光列車「昭和」の行先サボ
観光列車「昭和」の車内。木をふんだんに使った内装。デザインは、ななつ星やA列車で行こう、或る列車などを手掛けた水戸岡鋭治氏
途中の八東駅(車内より撮影)。構内にはワフ35000形有蓋緩急車が置かれている。かつて宇都宮貨物ターミナル駅に放置されていたものを購入し、2011(平成23)年から置かれている
終点の若桜駅。線内で唯一社員が配置されている駅
駅舎横には鉄道を模した遊具が置かれている
駅舎をはじめ、構内の歴史的構造物が国の登録有形文化財に指定されていることを示す標識
1面1線の若桜駅構内。上に記した登録有形文化財の転車台や給水塔が奥に見える
若桜駅構内に留置されている観光列車「八頭」(右)と客車(左)。J客車はR四国から譲渡されたスロフ12-3・オロ12-9・スロフ12-6の3両。かつてムーンライト高知に使用されていた1969年製造の客車。SLの本線走行が実現した際に使用されるのだろう
体験運転ができるとディーゼル機関車DD16 7(左)蒸気機関車C12 167(右)。
DD16 7は、以前は鉄道総合技術研究所の国立研究所内で、実験・試験を行う車両の移動用入換機として使用されていた。
蒸気機関車C12 167は、兵庫県多可町で保存されていたものを譲り受け整備し、動態保存されている。ちなみに動力は石炭ではなく、圧縮空気を動力源としている