鉄・路をゆく第29回~築110年超の駅舎 肥薩線嘉例川駅
16 Photos嘉例川駅は鹿児島県霧島市にある、JR九州肥薩線内の駅。明治36(1903)年1月15日に開業した現在は1面1線の駅。当時は近隣の妙見温泉への玄関駅としてにぎわったが、現在は鹿児島空港の最寄り駅(約5キロ離れている)で一日数本のバスがあるものの、1日平均80人ほどの乗降客数である。駅舎は同線の大隅横川駅と並び県内最古の木造駅舎として、国の登録有形文化財に指定されている。
2015年秋より駅に居付いた猫を「にゃん太郎」と名付け、2016年5月より嘉例川観光大使に任命している。しかしながら現在は病気療養中で駅舎には姿を見せていない。
鉄・路をゆく第29回~築110年超の駅舎 肥薩線嘉例川駅
16 Photos嘉例川駅は鹿児島県霧島市にある、JR九州肥薩線内の駅。明治36(1903)年1月15日に開業した現在は1面1線の駅。当時は近隣の妙見温泉への玄関駅としてにぎわったが、現在は鹿児島空港の最寄り駅(約5キロ離れている)で一日数本のバスがあるものの、1日平均80人ほどの乗降客数である。駅舎は同線の大隅横川駅と並び県内最古の木造駅舎として、国の登録有形文化財に指定されている。
2015年秋より駅に居付いた猫を「にゃん太郎」と名付け、2016年5月より嘉例川観光大使に任命している。しかしながら現在は病気療養中で駅舎には姿を見せていない。
豊かな自然に囲まれた嘉例川駅。駅周辺には嘉例川簡易郵便局があり、道に沿って集落が点在している
駅舎左手には2003(平成15)年1月15日に 開業百周年記念事業が行われ設置された記念碑
霧島の百年杉材を使用して作られた、登録有形文化財記念碑
駅舎上部に目を向けると、嘉例川営業開始日を示す手書きの票が見られる
ホーム側より。現行の駅名板が取り付けられている
現行の駅名板の左手にはひらがな表記の駅名板も
嘉例川駅ホーム。手前が隼人・鹿児島中央方(下り)。奥が吉松方面(上り)
列車は1日に吉松方面(上り)が12本、隼人・鹿児島中央方面(下り)が11本運行されている。車両は主にキハ40・47形が使用されている
また、土・日祝に運行されている観光特急はやとの風の上下2列車が嘉例川駅に停車し、約5分の停車時間が設けられている
駅舎内待合室前に設けられている観光大使にゃん太郎の部屋。現在は病気療養中で出勤していない
駅舎内奥には嘉例川駅周辺で撮影された四季の鉄道写真や、歴史を伝える展示物があり、右奥にはタブレット閉塞で使用されるタブレット(通票)閉塞機(赤色のもの)と通票受器も残されている
桃井かおりさんと竹下景子さんをモデルにしたポスターも飾られていた。日付を見るともう30年前なのですね
駅前まで乗り入れているバス停。鹿児島空港へは1日5本程度運行されている。しかし、駅から数百メートルの道沿いに鹿児島交通の停留所あり、1日8本霧島~鹿児島空港を結ぶバスに乗車できる
にゃん太郎の友達なのか、周辺ではよく猫を見かける
都城行の列車が出発。右手は以前列車行き違い駅だった際のホーム跡。春になるとホームが桜が包まれる、隠れた桜の名所でもある