猫にお水を飲んでもらうために~第12回~
9 Photos里親募集型の保護猫カフェをご存知ですか?
そこは、様々な事情で保護された猫たちが『ずっとの家族』との出会いを待っている場所。
東京の下町、人形町にある「保護猫カフェたまゆら」
ここには伊豆諸島の御蔵島から来た元ノネコたちが暮らしています。
今回は猫さんにお水を飲んでもらう工夫のお話です。
猫にお水を飲んでもらうために~第12回~
9 Photos里親募集型の保護猫カフェをご存知ですか?
そこは、様々な事情で保護された猫たちが『ずっとの家族』との出会いを待っている場所。
東京の下町、人形町にある「保護猫カフェたまゆら」
ここには伊豆諸島の御蔵島から来た元ノネコたちが暮らしています。
今回は猫さんにお水を飲んでもらう工夫のお話です。
猫さんにお水を飲んでもらうのはとても大切です。
砂漠の生き物だった猫さんはあまりお水を飲まないことも多く、泌尿器系の病気などになりやすかったりします。
そこで、猫さんに少しでもたくさんのお水を飲んでもらうためのちょっとしたポイントをいくつかご紹介します。
まずはお水の温度。
冬はもちろん夏でもぬるま湯を好む猫はいて、お水を入れ替える時にお湯待ちをする子がいるくらい。
またお湯の温度にもこだわりがある猫さんも一定数います。
ぜひ、ご自分の猫さんの好みを見つけてあげてください。
そして次に大切なのはお水を置く場所。
猫さんがリラックスして過ごすスペースの近くに一つは置いてあげてください。
ごはんの隣に置くことが多いと思いますが、実は猫の習性からはベストポジションではないそう。猫が狩った獲物を食べる時に血が飛ぶので、食事の近くの水を好まないと聞いたことがあります。
とはいえ、実際に森で鳥を食べて生きていたたまゆらの猫たちも食事の直後にすぐ隣の水を飲んでいるので、あまり気にしなくてもよいかもしれません。
あとは猫の日々の生活を見て動線上にも置いてあげるとさらに良いでしょう。
器の材質にこだわりのある子もいます。
ステンレス、陶器、プラスチックなどなど。
ひげが当たらない口の広いのを好む子もいるし、マグカップのような器から飲みたがる子もいます。
流れるお水が好きな子には、自動給水機を用意してあげると喜びますよ。
どうもここに置いた水をあまり飲まないな…という時は置く場所を変えたり、器の種類を変えたりすると急にお気に入りになることもあるので試してみてください。
器の高さも大切です。
低すぎると吐き戻しやすくなってしまったり、高すぎるとむせってしまったりします。
台を使ったりして調節しましょう。
冬は特に寒さから飲水量の減りがちな季節です。
ウェットフードなどで水分を取ってもらうのも良いですが、ちょっとした工夫でお水をよく飲んでくれるようになればもっと快適に暮らしてもらえますね。
ぜひ、猫さんの健康のためにいろいろ工夫してみてください。
文・今場奈々子(たまゆら店長)
保護猫カフェたまゆら
営業時間
平日 13時~16時 17時~20時
土日祝 13時~19時(最終受付はクローズ40分前)
定休日:毎週火曜
東京都中央区日本橋人形町2-7-2 大江戸アクセス3階
TEL:070-8509-5639