預かりボランティアという猫助け~第13回~
10 Photos里親募集型の保護猫カフェをご存知ですか?
そこは、様々な事情で保護された猫たちが『ずっとの家族』との出会いを待っている場所。
東京の下町、人形町にある「保護猫カフェたまゆら」
ここには伊豆諸島の御蔵島から来た元ノネコたちが暮らしています。
今回は猫さんの預かりボランティアについてのお話です。
預かりボランティアという猫助け~第13回~
10 Photos里親募集型の保護猫カフェをご存知ですか?
そこは、様々な事情で保護された猫たちが『ずっとの家族』との出会いを待っている場所。
東京の下町、人形町にある「保護猫カフェたまゆら」
ここには伊豆諸島の御蔵島から来た元ノネコたちが暮らしています。
今回は猫さんの預かりボランティアについてのお話です。
たまゆらの猫たちは皆、伊豆諸島の御蔵島から来た元ノネコたちです。
第1回でもお話したように、島の固有種であるオオミズナギドリを捕食して生きてきました。
オオミズナギドリは渡り鳥で11月には島から南へと旅立ってしまいます。
そのため冬は猫たちにとって試練の季節。
お腹が空いている猫さんが多く、捕獲のチャンスなのです。
「御蔵島のオオミズナギドリを守りたい有志の会」の方たちが年末から2度にわたって島に入り、計25匹の猫さんを捕獲しました。
これはとても高い捕獲率とのことで、もしかしたら島の猫は既に飽和状態なのかもしれません。
でもいくら冬は捕獲率が上がるとはいえ、このペースでは有志の会のシェルターもキャパがいっぱいになってしまって次の捕獲に支障が出てしまいます。
キャパシティーがあるのはたまゆらも同じで、無限に猫さんを受け入れるというわけにはいきません。
卒業する子が出ない事には新しい猫さんの受け入れも出来ないのです。
保護猫活動の一環として「預かりボランティア」という方法があります。
保護猫カフェに空きが出来たり、里親さんが見つかったりするまで一時的に猫さんを預かるのです。
「御蔵島のオオミズナギドリを守りたい有志の会」では、この預かりボランティアさんを緊急募集しています。
例えば年齢的に新しい子を迎えるのは厳しい方や、ずっと一緒に暮らすのは難しいけれど短い期間ならお世話できる方など、環境は整っているけど事情で猫さんをお迎えできない方はぜひご検討されてみてはいかがでしょうか。
特別な知識やスキルは必要ありません。
猫さん未経験者の方、先住犬猫さんがいらっしゃる方もまずはご相談ください。
最新の研究で、御蔵島の猫は1匹につき年間平均313羽ものオオミズナギドリを捕食しているだろうことが分かりました。
猫だけでなく、オオミズナギドリやひいては御蔵島の自然と生態系を守るための活動にどうかお力を貸していただければ嬉しく思います。
お問い合わせはこちら。
ネコの飼い主募集 – 御蔵島のオオミズナギドリを守りたい
撮影・御蔵島のオオミズナギドリを守りたい有志の会
文・今場奈々子(たまゆら店長)
保護猫カフェたまゆら
営業時間
平日 13時~16時 17時~20時
土日祝 13時~19時(最終受付はクローズ40分前)
定休日:毎週火曜
東京都中央区日本橋人形町2-7-2 大江戸アクセス3階
TEL:070-8509-5639