たまゆら式、馴れない猫の人馴れ術~第15回~
10 Photos里親募集型の保護猫カフェをご存知ですか?
そこは、様々な事情で保護された猫たちが『ずっとの家族』との出会いを待っている場所。
東京の下町、人形町にある「保護猫カフェたまゆら」
ここには伊豆諸島の御蔵島から来た元ノネコたちが暮らしています。
今回は新しい猫さんをお迎えした時についてのお話です。
たまゆら式、馴れない猫の人馴れ術~第15回~
10 Photos里親募集型の保護猫カフェをご存知ですか?
そこは、様々な事情で保護された猫たちが『ずっとの家族』との出会いを待っている場所。
東京の下町、人形町にある「保護猫カフェたまゆら」
ここには伊豆諸島の御蔵島から来た元ノネコたちが暮らしています。
今回は新しい猫さんをお迎えした時についてのお話です。
前回お話したように、たまゆらでは最近6匹の新ニャンをお迎えしました。
そのうち4ニャンが人馴れしていない猫さんです。
たまゆら入居から半月経って、元野生児たちもだいぶ態度が柔らかくなってきました。
そこで、今回は暴れん坊たちが来たときの接し方をご紹介します。
まずは猫さんを迎えるときの準備です。
触れない子や怖がりの子が来るときは、最初からフリーにせずケージに入ってもらいます。
ケージの中には猫が隠れられるようなボックスを置いたり目隠しをしたりして、思う存分引き籠れるようにします。
こちらからの視線を感じさせず、かつ猫の方からはこちらを窺えるようにして充分に観察してもらうのです。
だいぶ落ち着いてケージの中でリラックスしたり、ケージから出たがるようになったら、扉だけ開けて自分から出たければ出られるようにしてみます。
この段階ではまだ人がいる時はケージから出ない子も多いです。
ちょっとこちらを見る目が穏やかになってきたな、というタイミングで美味しいおやつやウェットのごはんを出すとさらに距離が縮まることも。
猫さんが慣れてきたな、と思ったら猫じゃらしで猫さんを誘ってみます。
この時大事なのは焦らない事とすぐに諦めない事。
猫さんが興味を持ってるようなら根気強く誘ってみると、急に吹っ切れて大はしゃぎする瞬間が来ます!
そうなったら人馴れはもうすぐそこです。
猫さんによっては、すごく遊んでくれるけど全然触らせてくれないという子もいます。
それは、それがその猫さんにとって心地よい人間との距離感なのでしょう。
人馴れとは決して触れるかどうかではないと私は考えています。
我が家の猫も触ろうとすると逃げる割には常に人のいる部屋にいたり一緒の布団で寝たりします。
撫でられるのが苦手なだけで、人間のことは結構好きなようです。
猫さんの性格を尊重しつつ、出来るだけ人を好きになってもらって良い関係を築いていきたいですね。
文・今場奈々子(たまゆら店長)
保護猫カフェたまゆら
営業時間
平日 13時~16時 17時~20時
土日祝 13時~19時(最終受付はクローズ40分前)
定休日:毎週火曜
東京都中央区日本橋人形町2-7-2 大江戸アクセス3階
TEL:070-8509-5639