猫を迎えるにあたっての準備(1)~第18回~
12 Photos里親募集型の保護猫カフェをご存知ですか?
そこは、様々な事情で保護された猫たちが『ずっとの家族』との出会いを待っている場所。
東京の下町、人形町にある「保護猫カフェたまゆら」
ここには伊豆諸島の御蔵島から来た元ノネコたちが暮らしています。
今回は猫さんお迎えの準備についてのお話です。
猫を迎えるにあたっての準備(1)~第18回~
12 Photos里親募集型の保護猫カフェをご存知ですか?
そこは、様々な事情で保護された猫たちが『ずっとの家族』との出会いを待っている場所。
東京の下町、人形町にある「保護猫カフェたまゆら」
ここには伊豆諸島の御蔵島から来た元ノネコたちが暮らしています。
今回は猫さんお迎えの準備についてのお話です。
初めて猫さんをお迎えするとき、さて何を準備しようとなりますよね。
フード、食器、トイレ用品などは忘れる方はいないと思うので、それ以外の忘れがちなもの、無くても生きてはいけるけどでも実は無くてはならないものをご紹介します。
まずは脱走防止対策。
一般的には付けない方もいらっしゃいますが、たまゆらからの譲渡の際は必須としています。
玄関と窓に設置してうっかり出られてしまうのを防ぎましょう。
感染症の観点からも猫さんが玄関やバルコニーに出てしまうのは避けた方が良いです。例え「うちの子は開いていても外には出ません」という方でも、玄関やバルコニーへの侵入を防ぐために付けるべきと私は考えています。
また、猫さんが器用に網戸を開けてしまわないよう、換気で開ける窓にも脱走防止対策を付けてください。
次に爪とぎ。
本来の爪を研ぐという役割以外にも、ベッドや隠れ家として猫さんの寛ぎの場所になります。猫ベッドにもなるもの、立って研げる縦型のものなどいくつか用意してあげましょう。
縦型のものは特に壁や柱で爪を研ごうとしてしまう猫さんに有効です。
ケージも猫さんによっては必須でないこともありますが、あると色々便利です。
一番下の段をトイレ置き場にして、真ん中や上の段は猫ベッドを置いたり、お水を置いたり。
ケージの上で寝るのが好きな子も一定数います。
病院に行く時などなかなか捕まらない猫さんは、ケージの中でご飯を食べる習慣をつけておけばいざと言う時にキャリーインしやすくなります。
キャリーバッグも用意しておきましょう。
病院に行く時くらいしか出番がないので初めに用意するのを忘れがちですが、病院に行く機会は突然来ます。
また、扉が外れたり上が外したりできるタイプのものなら普段から猫ベッドとして置いておく事も出来て一石二鳥です。
猫さんの性格にもよりますが、移動中に怖くて粗相してしまう子ならハードキャリー一択。ソフトキャリーはリュック型やショルダー型のものなどもあって、人間的に移動が楽なものが多いです。
どちらを選ぶにしろ、上が開くタイプのものを選ぶと診察の時に猫さんの出し入れがしやすくて、病院の人を困らせなくなりますよ。
抱っこが出来ない子の体重を計るのにも実は便利。
キャリーの中で寝ている時にそっと扉を閉めてそのまま体重計に乗せたりもします。
洗濯ネットも猫さんによっては必須アイテム。
病院への通院の際に、診察室で暴れたり逃げようとしてしまう子なら猫さんをネットに入れて連れて行くと、とってもスムーズです。
問題なく診察出来る子なら、布団用など大きな洗濯ネットを用意してキャリーごと洗濯ネットに入れましょう。
不意にキャリーが破損してしまった、うっかりファスナーが開いてしまったなどという時に猫さんの脱走を防ぐことができます。
次回も猫グッズのご紹介をします。
文・今場奈々子(たまゆら店長)
保護猫カフェたまゆら
営業時間
平日 13時~16時 17時~20時
土日祝 13時~19時(最終受付はクローズ40分前)
定休日:毎週火曜
東京都中央区日本橋人形町2-7-2 大江戸アクセス3階
TEL:070-8509-5639