保護猫カフェのお仕事②~第29回~
10 Photos里親募集型の保護猫カフェをご存知ですか?
そこは、様々な事情で保護された猫たちが『ずっとの家族』との出会いを待っている場所。
東京の下町、人形町にある「保護猫カフェたまゆら」
ここには伊豆諸島の御蔵島から来た元ノネコたちが暮らしています。
今回も保護猫カフェのお仕事についてのお話です。
保護猫カフェのお仕事②~第29回~
10 Photos里親募集型の保護猫カフェをご存知ですか?
そこは、様々な事情で保護された猫たちが『ずっとの家族』との出会いを待っている場所。
東京の下町、人形町にある「保護猫カフェたまゆら」
ここには伊豆諸島の御蔵島から来た元ノネコたちが暮らしています。
今回も保護猫カフェのお仕事についてのお話です。
前回は毎日(毎週)必ず行っている業務についてお話しましたが、今回はそれ以外の内容についてお話します。
たまゆらは里親募集型の保護猫カフェなので、猫たちはみんなずっとのお家を待っています。
里親希望者さんとの面談、猫さんお迎え準備の進捗確認、トライアル当日の猫さんお届け、トライアル中のご報告、そして正式譲渡後もお困りごとなどあれば随時相談をお受けしています。
猫さんが新しいお家に出発して空きが出ると、新しい猫さんがやって来ます。
猫たちの性格は千差万別。みんな個性がありすぎて、マニュアル通りのお世話というわけにはいきません。
新ニャンの性格に合わせて危険のないようお部屋の対策をしたり、接し方を変えたり、試行錯誤しながらたまゆらで快適に暮らしてもらえるよう気を配ります。
また、たまゆらではペットホテルの登録もしているため、里親さん限定ではありますが卒業生が期間限定でお泊りに来ることもあります。(詳しくは第17回にて)
この時も快適に過ごしてもらえるよう猫さんに合わせてお部屋作りをし、宿泊期間中お世話をします。
■関連記事
時には宿泊中に病院へ連れていくことも。ペプシくんは滞在中に持病の口内炎が悪化してごはんが食べられなくなり、病院で治療してもらいました。その辺りも里親さんと相談しながら判断しています。
時間が合えば留守宅へ伺ってのシッティングも行っています。猫さんにとってはもはや知らない場所となったたまゆらに来るよりも勝手知ったるお家でのお留守番の方が気楽なケースが多く、お家に伺うと猫さんも歓迎してくれます。
本当ならみなさんシッティングで対応したいところなのですが、最近は中々そうもいかず歯がゆいところです。
新ニャン以外にも、フロアの猫同士で相性が合わないと思ったら一部の猫をバックルームに移動させたりしています。
今はサネミ、ハマちゃん、サっちゃんがバックルームにいて、これでみんながストレスなく暮らせるか様子を見ています。
触れない猫のサネミくんや、警戒心の強いハマちゃん、サっちゃんのような子をいかに本猫に負担なく移動させるか、そこも神経を使うところです。
簡単ではありますが、猫カフェのお仕事についてご紹介させていただきました。
皆さまのご想像通りの感じだったでしょうか?
少しでも雰囲気が伝われば幸いです。
文・今場奈々子(たまゆら店長)
保護猫カフェたまゆら
営業時間
平日 13時~16時 17時~20時
土日祝 13時~19時(最終受付はクローズ40分前)
定休日:毎週火曜
東京都中央区日本橋人形町2-7-2 大江戸アクセス3階
TEL:070-8509-5639