お家体験中のフナ&ゆら(後編)~第36回~
9 Photos里親募集型の保護猫カフェをご存知ですか?
そこは、様々な事情で保護された猫たちが『ずっとの家族』との出会いを待っている場所。
東京の下町、人形町にある「保護猫カフェたまゆら」
ここには伊豆諸島の御蔵島から来た元ノネコたちが暮らしています。
今回もいま店長の家で預かっている猫さんについてのお話です。
お家体験中のフナ&ゆら(後編)~第36回~
9 Photos里親募集型の保護猫カフェをご存知ですか?
そこは、様々な事情で保護された猫たちが『ずっとの家族』との出会いを待っている場所。
東京の下町、人形町にある「保護猫カフェたまゆら」
ここには伊豆諸島の御蔵島から来た元ノネコたちが暮らしています。
今回もいま店長の家で預かっている猫さんについてのお話です。
店長宅に来たフナさんとゆらちゃん。
最初の数日はあまりごはんも食べず、隠れたりこそしないものの所在なさげにしていました。
特にフナさんは不安からか夜鳴きもありました。
猫が新しい環境にきてすぐの夜鳴きは比較的普通のことではありますが、フナさんに限ってとちょっと驚いたものです。
そんなフナさんも、我が家にきて数日後からはごはんをモリモリ食べるようになり、夜鳴きもすっかり治まり、と順調に馴染んでいってくれました。
そして何故か、たまゆらにいた時と違ってずいぶんとおしゃべりさんに。
「撫でて」「ごはん食べる」「ごはん食べた」「トイレ行って来た」などなど…。
フナさんこんな猫さんだったんだ!と新しい発見でした。
今までたまゆらで最年長として扱われていたのが、我が家にきて最年少になったからか(店長宅には16歳と15歳の猫さんがいます)我がままで甘えん坊の面も見せ始めました。
フナさんから遅れること1週間、店長宅にショートステイで来たゆらちゃん。
こちらはフナさんと違って静かに家の中を探検し、お気に入りの場所を見つけてじっと寝ていました。見知った顔がいたのも心強かったのかもしれません。
最初の数日間はごはんを用意していても催促にも来ず、こちらから寝ているところに食事を持って行ってやっと食べてくれる状態でしたが、だんだんと朝起きたら食事場所の前で待っていて鳴きながら催促をする、というように変化していってくれました。
それと同時に家の中での行動範囲も広がり、甘えたい気分の時には人の後をついて回ったり、外から帰宅した際に出迎えてくれるようなこともありました。
ゆらちゃんは10日ほど滞在して病院で再検査を受け、特に検査結果が変わらなかったことでたまゆらに戻りましたが、フナさんはもうしばらく店長宅にいる予定です。
最近では療法食以外のごはんを食べてもお腹を壊さなくなっており、フナさんの胃腸の弱さはストレスから来ていたのではないかと思っています。
お家での生活を満喫しているフナさんやゆらちゃんを見ると、早くずっとのお家とのご縁がつながるよう願わずにはいられません。
それはもちろん、たまゆらに居る猫たち全てに願っていることではありますが、ふたりの性格や年齢、たまゆら生活の長さを考えると特に強くそう思ってしまうのです。
文・今場奈々子(たまゆら店長)
保護猫カフェたまゆら
営業時間
平日 13時~16時 17時~20時
土日祝 13時~19時(最終受付はクローズ40分前)
定休日:毎週火曜
東京都中央区日本橋人形町2-7-2 大江戸アクセス3階
TEL:070-8509-5639