新ニャンズご紹介~第46回~
11 Photos里親募集型の保護猫カフェをご存知ですか?
そこは、様々な事情で保護された猫たちが『ずっとの家族』との出会いを待っている場所。
東京の下町、人形町にある「保護猫カフェたまゆら」
ここには伊豆諸島の御蔵島から来た元ノネコたちが暮らしています。
今回はつい最近まで森にいた猫さんたちのお話です。
新ニャンズご紹介~第46回~
11 Photos里親募集型の保護猫カフェをご存知ですか?
そこは、様々な事情で保護された猫たちが『ずっとの家族』との出会いを待っている場所。
東京の下町、人形町にある「保護猫カフェたまゆら」
ここには伊豆諸島の御蔵島から来た元ノネコたちが暮らしています。
今回はつい最近まで森にいた猫さんたちのお話です。
今年に入って、また多くの森ネコさんが御蔵島からやって来ました。
今回ご紹介するのは、その中の5匹。
つい3週間前まで野生の猫として森の中で生活していた子たちです。
まずは、たまゆらに来た日から人馴れしていた組のネイティリくんとキンジくん。
着いて早々ヒーターの前で寛ぐふたり。
あまりに堂々としていてびっくりしました。
キジトラのネイティリくんは翌日にはお膝乗りに。
茶トラのキンジくんも、抱っこは苦手ですがスリスリゴロゴロ甘えてくれます。
まるでずっと人と暮らしていた猫さんのよう。
最初ははしゃいでいたふたりでしたが、最近では落ち着いてよく寝るようになってきました。
キンジくんはフロアに連れてきた際、新入りに厳しい先輩猫に追い詰められ、逃げた先で寝てしまうくらいよく寝る猫さんです。
そして人が怖い組のジェイク、ユウジ、マキ。
初日の様子から、この中で慣れるのに一番時間がかかるのはジェイクかなと思っていました。
ところがなんと、1週間ほどであっさりスリスリさんに。
バックルームに入るといそいそと寄ってきて足元にゴロン。撫で撫でを要求するようになりました。
人が移動すると付いてくるので、最近では蹴ってしまわないように気を付けているくらいです。
ユウジくんは恐らく1歳未満の男の子。
人の手が近づくと逃げてしまいますが、おもちゃを振ると仔猫らしく大喜びで走り回って膝の上でも乗ってしまいます。
はっと気が付くと距離を取るので、まだそこまで気を許しているわけではなさそう。
遊び疲れた後なら普通に撫でることも出来るようになりました。
今回唯一の女子、マキさん。
他の猫さんたちがどんどん慣れて距離が縮まってきている中、どうしても緊張が取れない様子。
それでもこの10日でかなり表情は柔らかくなり、ごはんの時は姿を現すようになり、そしておもちゃに反応するようになりました。
まだ人が好きかどうかは分かりませんが、人との暮らしが悪くないと思ってもらえれば何よりです。
みんなつい最近まで外で暮らしていて、寒さには慣れているのかと思いきやヒーターの前を陣取って寛ぎ、生きるための狩りではないおもちゃ遊びに夢中になる普通の猫たちです。
よく仔猫から人と一緒に暮らさないと懐かないなんて話も聞きますが、6歳以上であるはずのジェイクも、たまゆらに来てものの1週間で人にくっ付いて撫でてと催促するようになりました。
こういう変化を目の当たりにするたび、猫は人と一緒に家の中で暮らすのが本来の姿なのだろうと思い知らされます。
今季まだまだ御蔵島から猫さんが来る予定です。たまゆらでも1匹でも多くの子を受け入れたいと考えていますので、猫さんとの暮らしをお考えの方は是非この機にお迎えを具体的に検討してみてください。
文・今場奈々子(たまゆら店長)
保護猫カフェたまゆら
営業時間
平日 13時~16時 17時~20時
土日祝 13時~19時(最終受付はクローズ40分前)
定休日:毎週火曜
東京都中央区日本橋人形町2-7-2 大江戸アクセス3階
TEL:070-8509-5639