たまゆら5周年を迎えました~第65回~
10 Photos里親募集型の保護猫カフェをご存知ですか?
そこは、様々な事情で保護された猫たちが『ずっとの家族』との出会いを待っている場所。
東京の下町、人形町にある「保護猫カフェたまゆら」
ここには伊豆諸島の御蔵島から来た元ノネコたちが暮らしています。
今回は5周年を迎えたたまゆらのお話です。
たまゆら5周年を迎えました~第65回~
10 Photos里親募集型の保護猫カフェをご存知ですか?
そこは、様々な事情で保護された猫たちが『ずっとの家族』との出会いを待っている場所。
東京の下町、人形町にある「保護猫カフェたまゆら」
ここには伊豆諸島の御蔵島から来た元ノネコたちが暮らしています。
今回は5周年を迎えたたまゆらのお話です。
11月19日、保護猫カフェたまゆらは5周年を迎えました。
この5年間、たくさんの方々に支えていただきましたこと改めて感謝申し上げます。
この5年間で新しい家族と出会えた猫さんは97匹。
今年は11月現在で22匹の猫さんがずっとのお家へと卒業していきました。
里親さんからいただくご連絡からは皆がとても幸せに暮らしているのがとてもよく分かります。
よく「お店にいた猫さんが卒業してしまうのは寂しくありませんか?」と聞かれますが、卒業後に皆が満足して暮らしているのを見ているので、寂しさはほんの少ししかありません。それよりも断然「良かったね!」という思いと、今たまゆらにいる猫さんやこれから来る猫さんを早くずっとのお家へ送り出してあげたい気持ちでいっぱいになります。
そんな卒業生たちのお家での様子を撮っていただき、たまゆらの壁に飾っていますので是非ご覧になってください。
どの子もとても穏やかな顔をしているのがお分かりいただけると思います!
一方で悲しい別れもありました。
今年の1月からリンパ腫で闘病していたゆらちゃんが6月に旅立ち、また卒業生のご家族からも闘病の末旅立ったご報告をいただいています。
どの子も最後まで本当に大切にしていただき、お家の子として過ごせた時間は短いかもしれないですが、きっと満足して天国に行ったと思うのです。
たまゆらの子たちの出身地、御蔵島にはまだまだ多くの野生化した猫たちがいます。
猫たちの主食となるオオミズナギドリが越冬するこれからの季節が猫の捕獲シーズンです。
今季は100頭の捕獲計画を立てているとのこと。
たまゆらでも出来る限り受け入れの協力をしたいと思っています。
もともとゆっくりペースのたまゆらですが、1匹でも多くの猫さんを森から連れ出すには今お店にいる猫さんに新しい家族を見つける必要があります。
もし猫さんとの暮らしを検討中の方がいらっしゃいましたら、たまゆらニャンズに会いにいらしてください。
保護猫をお家に1匹迎えると、その分新しい子が保護されるので計2匹の命を救うことになると言われますが、たまゆらではそれにプラスして猫が1匹で捕食する年間約300羽のオオミズナギドリの命と御蔵島の生態系を守ることも出来ます。
もちろん猫さんと暮らすことが出来ない方も、遊びにいらしていただくことがお店の継続に繋がり、保護猫支援になります。
さらに猫さんを可愛がっていただくことで猫たちが人慣れすることは、新しいお家へ卒業するためにとても重要なことだと思っています。
猫さんを迎えてくださった里親さま、遊びに来てくださるお客さま、ご寄付やご支援をしてくださる皆さま、その他いろいろな形でたまゆらに関わってくださる全ての方のお力で5年間続けて来られました。
これからも1匹でも多くの猫さんを温かい家庭へとご縁を結んでいきたいと思っています。
6年目のたまゆらもどうぞよろしくお願いいたします。
文・今場奈々子(たまゆら店長)
営業時間
平日 13時~16時 17時~20時
土日祝 13時~19時(最終受付はクローズ40分前)
定休日:毎週火曜
東京都中央区日本橋人形町2-7-2 大江戸アクセス3階
TEL:070-8509-5639