御蔵島から新しい猫たちが来ました~第71回
11 Photos里親募集型の保護猫カフェをご存知ですか?
そこは、様々な事情で保護された猫たちが『ずっとの家族』との出会いを待っている場所。
東京の下町、人形町にある「保護猫カフェたまゆら」
ここには伊豆諸島の御蔵島から来た元ノネコたちが暮らしています。
今回は新しく来た猫たちのお話しです。
御蔵島から新しい猫たちが来ました~第71回
11 Photos里親募集型の保護猫カフェをご存知ですか?
そこは、様々な事情で保護された猫たちが『ずっとの家族』との出会いを待っている場所。
東京の下町、人形町にある「保護猫カフェたまゆら」
ここには伊豆諸島の御蔵島から来た元ノネコたちが暮らしています。
今回は新しく来た猫たちのお話しです。
2月の終わりに、新しく5ニャンの猫たちがたまゆらに入居しました。
今回来たのは全員、この冬に御蔵島から来たばかりの猫さん。
つい最近まで森で暮らしていた子たちです。
御蔵島では、猫が捕食してしまうオオミズナギドリが越冬し、猫たちがお腹を空かせている冬に猫を一斉捕獲しています。
この冬は100頭の捕獲を目指しており、保護主さんのシェルターには既に50を越える猫たちがいてキャパシティがいっぱい、御蔵島で待機している猫たちの受け入れをストップせざるを得ない状況になってしまうと聞き、少しではありますが追加でお預かりをすることにしました。
保護主さんのシェルターにて。
上からお出迎えしてくれました。
まだ森から来てそれほど経っていないのにもう人馴れ抜群の子がいました。
ごはん待ちの子たちがケージの中でスタンバイしています。
まだ人に慣れて無くて手が出ちゃう子もいるので、手袋必須です。
人馴れしている猫は保護主さんの方で早く里親さんが決まるだろうとのことから、今回は人馴れしていない子にたまゆらに来てもらうことに。
フロアが定員いっぱいでしばらくはバックルームで過ごしてもらうことになるため、その間にゆっくり人馴れしてもらおうと思っていたのです。
ところが、なんと5ニャンのうち3ニャンがあっという間にスリスリゴロゴロさんに。
元々唯一人馴れしていると聞いていたチャイちゃんより先に、キジ白のホワイトくんがなんとたまゆらに来た翌日に人好きさんになりました。
おもちゃで遊んだのがよほど楽しかったのか、人を「楽しいことを提供してくれる存在」と認識したのでしょう。
黒猫のくろわんちゃんとキジ猫のかりんちゃんも、人は未だ怖いですが遊ぶのは大好き。
この調子ならすぐに慣れてくれそうです。
今回来た中で最年長のメロンくんは推定4歳。
実は一番時間がかかるかなという雰囲気の猫さんでしたが、こちらも1週間しないうちにベタベタの甘えっこさんに。
ただ、テンションが上がるとかなり強い力で噛んでしまう癖があるので、フロアデビューはしばらく先になりそうです。
今年御蔵島で捕獲された猫さんは107匹!
預かりボランティアさんや里親希望者さんのおかげで、全頭が海を渡って保護主さんの元まで来られました。
それでもまだ50頭近くが保護主さんのシェルターにいるとのこと。
猫さんとの暮らしをお考えの方は御蔵島の猫たちもどうぞ候補に入れてみてくださいね。
文・今場奈々子(たまゆら店長)
営業時間
※ホームページにてご確認ください
平日 13時~16時 17時~20時
土日祝 13時~17時(最終受付はクローズ40分前)
定休日:毎週火曜
東京都中央区日本橋人形町2-7-2 大江戸アクセス3階
TEL:070-8509-5639