~大阪から世界へ~ G20大阪サミット閉幕
59 Photos6月28・29日、主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)が厳戒態勢の中、大阪南港にあるインテックス大阪で開催された。
首脳会議を始め、各国首脳の会談や配偶者プログラム、夕食会などのさまざまな行事が行われた。またそれらを伝える報道陣のための24時間開放された国際メディアセンターや、大阪・関西の魅力を発信するコーナー、日本の最先端技術などを紹介するスペースが設けられ、連日多くの関係者・報道陣で賑わいを見せていた。
~大阪から世界へ~ G20大阪サミット閉幕
59 Photos6月28・29日、主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)が厳戒態勢の中、大阪南港にあるインテックス大阪で開催された。
首脳会議を始め、各国首脳の会談や配偶者プログラム、夕食会などのさまざまな行事が行われた。またそれらを伝える報道陣のための24時間開放された国際メディアセンターや、大阪・関西の魅力を発信するコーナー、日本の最先端技術などを紹介するスペースが設けられ、連日多くの関係者・報道陣で賑わいを見せていた。
最寄り駅から会場のインテックス大阪までの歩道では、何度も警察官によるIDカードの確認が行われた
周辺道路も厳戒態勢
インテックス大阪に入場の際は空港と同様の保安検査を受け入場
サミット開催の前日27日、安倍首相は各国首脳と会談を行った。最初は日EU首脳ワーキングランチ。ドナルド・トゥスク欧州理事会議長(左)とジャン=クロード・ユンカー欧州委員会委員長(右)。【撮影:JMPA/稲葉訓也】
各首脳会議で座席・テーブルに用意されたリーフレット【撮影:JMPA/稲葉訓也】
日印首脳会談。安倍首相(右)とインド・モディ首相(左)【撮影:JMPA/稲葉訓也】
河野太郎外務大臣(右)とボルトン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当:左)との会談も行われた【撮影:JMPA/稲葉訓也】
28日、サミット初日の会議を前に、日米首脳会談が行われた。安倍首相(右)と握手をするアメリカ・トランプ大統領(左)【撮影:JMPA/稲葉訓也】
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会談冒頭の挨拶をする、安倍首相(右)とアメリカ・トランプ大統領(左)【撮影:JMPA/稲葉訓也】
会場内に設けられた、海外メディア用放送エリア
29日午前は配偶者プログラム「シンポジウム・海は輝くいのちの源」が大阪府庁議会場で行われた。ホストの安倍昭恵首相夫人を中心に記念撮影【撮影:JMPA/稲葉訓也】
各首脳会談や会議では二国間通訳が行われ、イヤホンを通じて聞くことができた。写真は各部屋に設けられた翻訳者が翻訳を行うスペース【撮影:JMPA/稲葉訓也】
右のイヤホンで英語/日本語の翻訳を聞くことができた。ちなみに左の水はすべての会議で提供されたウォーター「富士ミネラルウォーター」【撮影:JMPA/稲葉訓也】
ここからは関係者やメディアに用意されたおもてなしやPRを紹介。
写真は広々とした国際メディアセンター。1200人が着席できる共用ワーキングスペースを始め、中継用スペースやリラックスゾーン、軽食コーナー、配送受付ブースなどが設けられていた
海外メディアに好評だった畳スペースにビーズクッション
ハンモックも設置され、主に海外メディアの方々が休息を取っていた
ワーキングスペース中央には、サンドイッチや寿司、パン、ソフトドリンクが無料でいただける軽食コーナーが設置。お皿はすべて紙製で、フォークやスプーン、ストローについては木製ものもが用意されていた
大阪の銘菓、粟おこし・岩おこしも用意されていた
北極のカップアイスも数多く取り揃えられていた
ごみ分別ボックス
サミット主要テーマのひとつである環境問題、特に海洋プラスティックごみの
海洋流出の阻止やイノベーションの促進についての議論を行うことに関連して、ごみの分別やプラスチック製品を使わない取り組みが徹底されていた
国際メディアセンターに隣接された建物にもうけられた、ダイニングおよび広報展示スペースホール」
最先端の技術を実際に体験することができた。自分と同じ動きを同時にロボットが行う技術。衣服を畳む体験をするもうまく畳めない体験者
東京オリンピックPRコーナー
奥には東京オリンピック・パラリンピックで実際に使用される聖火トーチが展示されており、自由に手にすることができた
こちらは東京パラリンピックに使用されるトーチ。それぞれ色とデザインが違っているのがわかる
29日午後には、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の森喜朗会長(左)とIOCのトーマス・バッハ会長(右)が、東京オリンピックPRコーナーを訪れた
ユネスコ無形文化遺産である「和食」を世界に発信するコーナー
時間帯により試飲できる飲み物が変わり、訪れた時は関西夏の定番飲料カタシモひやしあめ濃縮(カタシモワイナリー)
海外メディアも入れ替わり立ち代わり取材をしていた
和食の命、だしを知ることができるコーナー。京都祇園の割烹「さゝ木」が担当
時間変わりで提供される料理。小料理屋をイメージした作り
左上から和だしで食べる三輪そうめん、大阪湾で採れた魚を使った箱すし、八尾産えだまめ、鳥取スイカ。右のお猪口は一番だし
2025年に開催される大阪万博のPRコーナーも
朝・昼・夕の指定時間にオープンするダイニングスペース。すべて無料で提供。浴衣の女性が席まで案内し、海外メディアには大変好評だったようだ
広々としたスペースで、大阪の食材をふんだんに使用した食をブッフェスタイルで楽しむことができた
大阪湾で採れた魚の握りすしがある中、泉州水なすのにぎりが目を引いた
そして常に賑わいをみせていたライブキッチン。大阪、関西の代表的な料理を食べ歩く楽しさ、またウニやホヤなど被災地の特産品をおつまみ形式で提供したり、ソフトクリームもいただける7つのコーナーを設置
たこ焼きは、大阪・玉出の元祖たこ焼きといわれる会津屋。ソースをかけない、だしが利いたタイプのたこ焼き
うどん・ラーメンコーナー。うどんは昆布、ラーメンはとんこつしょうゆの京都ラーメンが紙製の器で提供
3種類の具ごとに楽しめるお好み焼き
串かつは大阪・西田辺のくしよし本店。ソース2度つけ禁止スタイルではなく、ソースをかけるスタイルだった
デザインが目を引くおつまみ皿
クレミアのソフトクリームコーナー
缶詰バー。一皿に一口づつ4種用意されていた
ライブキッチンのサイドに18~21時にオープンする日本のお酒体験コーナー
オープンと同時ににぎわうカウンター
ひと際目立つ「乾杯」法被
日本酒・焼酎・泡盛・地ビール・国産ワイン・ウイスキーを日替わりで3日間、関係者に振舞われた
G20サミットオリジナル枡に、紙製お猪口を入れて提供されるスタイル。写真の日本酒は大阪豊野町の秋鹿酒造の「一貫造り」。
サミット前日夜のレセプションでの乾杯酒は、同じ秋鹿酒造の無濾過雫生原酒「入魂の一滴」が提供された
枡は原則一人一個持ち帰り自由
2019ミス日本酒大阪の豊川栞那(かんな)さん。日本のお酒PRに大忙しだった
世界中から大阪が注目され、無事閉幕したG20大阪サミット。
首脳のみならず関係者にはどれほど大阪が印象付いただろうか