ジャパンライフ元会長ら逮捕・安倍前首相退任２日後

警視庁など６都県の合同捜査本部は９月１８日、磁気治療器などの預託商法を展開し、破産した「ジャパンライフ」の創業者で元会長の山口隆祥容疑者（７８）ら１４人を逮捕した。

逮捕容疑は２０１７年８月から１１月の間に、配当金の支払いや元本返済の目途がなかったにもかかわらず、８都県に住む男女１２人から、約８０００万円を騙し取った疑いが持たれている。ジャパンライフの預託販売などの詐欺行為による被害者はおよそ１万人、被害総額は約２１００億円に上るとみられる。

山口元会長を「桜を見る会」に招待した安倍晋三前首相の退任から、わずか２日後の大捕り物。待ってましたと言わんばかりのタイミングに、当局の本気度が伺える。