日刊ゲンダイ・石井カメラマン 荒野を行く アメリカの洗礼2
5 Photosアメリカ・アリゾナで大谷翔平選手が入団したエンゼルスのスプリングトレーニングを取材中の日刊ゲンダイ・石井カメラマンの現地レポート第二弾。アリゾナ到着早々にレンタカーの手続きでアメリカの洗礼を浴びた石井カメラマン。今回も洗礼を浴びてしまうのか!どうなる石井カメラマン!
日刊ゲンダイ・石井カメラマン 荒野を行く アメリカの洗礼2
5 Photosアメリカ・アリゾナで大谷翔平選手が入団したエンゼルスのスプリングトレーニングを取材中の日刊ゲンダイ・石井カメラマンの現地レポート第二弾。アリゾナ到着早々にレンタカーの手続きでアメリカの洗礼を浴びた石井カメラマン。今回も洗礼を浴びてしまうのか!どうなる石井カメラマン!
2度目の登場、カメラマンの石井です。
ここアリゾナは昼夜の気温が恐ろしく変動し、朝晩はダウンを着てないと凍えそうな程なのに、昼間は半袖で余裕で過ごせる程に暖かくなります。カラッとしてて気持ち良いんですが、乾燥し過ぎで肌がボロボロですけどね。私のような四十過ぎのオッサンカメラマンに乾燥は大敵です。
アリゾナといえばグランドキャニオンに代表されるような岩山、そしてサボテンが思い出されます。先日大谷翔平選手の球場入りを撮影するために、岩山に登ったときのことです。球場を見下ろすサボテンに囲まれたその高台は、これはまー見事にベタなアリゾナの風景が広がっていたわけで、エンゼルスのキャンプ地のデカさも加わり、「アメリカすげー」と感動してしまいました。高台には他にもアメリカ在住の報道陣も居合わせておりまして、その中のひとりが「高台には針を飛ばすサボテンがあるから近づかないようにね。」と注意してくれました。
しかしその高台からしか大谷選手が見えないので、二時間ほど高台に陣取り、大谷選手の撮影を終え、さて降りようとした瞬間、足に激痛が!!!「こんなタイミングで痛風にでもなってもうたんか、確かにビールしこたま飲んでるからなー、オッサンは辛いで。」と思いながら左足をみたら、結構な太さの針が靴を貫通して足まで到達しておりました。
高台を降り、じっくり靴を見てみると見事に巨大な穴が。サボテンの攻撃力恐るべし。もしこれがサンダルだったらと思うと冷や汗もんです。次の日に聞いたのですが、居合わせたカメラマンのひとりも針が腕に刺さって、三時間ほど腫れと痛みに苦しんだそうです。アメリカこわいわ、ほんま。。。
このサボテン、近づいてみるとこんな感じの毒々しさです。
キレイだからといってむやみに近づくと、どえらいしっぺ返しが待ってますね。これまでの人生で学んだつもりだったのに。後日このサボテンを撮りに向かい、返り討ちにあったのは言うまでもありません。あぁ、足メッチャ痛い。
(つづく)