谷口源太郎氏 東京大会で“五輪は不要”の声が広がればいい
本番まで約8カ月となった2020年東京五輪。膨れ上がる開催費用、暑さ対策、マラソン・競歩の札幌移転など迷走が続いている。東京大会は「五輪」という祭典の断末魔を世界にまざまざと見せつけることになるのではないか――。近著「オリンピックの終わりの始まり」(コモンズ)で「五輪は要らない」と言い切るスポーツジャーナリスト・谷口源太郎さんに話を聞いた。
▽たにぐち・げんたろう 1938年、鳥取市生まれ。講談社、文芸春秋の週刊誌記者を経て、85年からフリーランスのスポーツジャーナリスト。「日の丸とオリンピック」(文藝春秋)など著書多数。