日銀・黒田総裁にはいずれ巻き戻すという考えがない

2013年4月に始まった日銀の異次元金融緩和。丸7年、吹かし続け、4月27日、国債買入れ上限撤廃というさらなる追加緩和が決まった。だが、黒田バズーカは、本当に経済成長をもたらしたのか。長期の緩和やゼロ金利によって、誰が得をして誰が損をしたのか--。元日銀マンの岩村充氏が本質をあぶりだす。