政権は国民の命と健康を引換えに、対面やメンツを死守
注目の人直撃インタビュー 衆議院議員、小川淳也
安倍政権が新型コロナウイルス感染症対策を巡る数々の失態で支持率を下げているのに、野党の存在感は薄い。「政府批判を控えるべき」「ワンチームで国難を乗り切ろう」など挙国一致の雰囲気が漂う中、「野党の最大の仕事は政策を批判的な立場から検証すること」と冷静に語るのがこの人だ。来月13日から順次全国公開されるドキュメンタリー映画「なぜ君は総理大臣になれないのか」(大島新監督)の主役でもある。統計不正問題の追及で一躍時の人となった“統計王子”が描く野党像とは――。
おがわ・じゅんや 1971年、香川県高松市生まれ。東大法学部卒業後、94年自治省(現総務省)入省。2003年に退官後、05年衆院選で比例復活により初当選(四国ブロック)。以来、当選5回。民主党、民進党、希望の党を経て、現在無所属(立国社共同会派所属)。著書に「日本改革原案」(光文社)など。