菅総理は古い。出がらし政権ではおいしいお茶は出ない。

<注目の人直撃インタビュー・辻元清美>やっぱりソーリの追及ならこの人――。衆院予算委員会で菅総理の口から、日本学術会議の新会員候補6人の除外について説明を受けた相手は「たぶん杉田官房副長官だった」という答弁を引き出し、注目された。菅総理は当選同期(1996年)で、当初は親近感とともに、安倍前総理とは違う叩き上げの政治への期待感もあったというが、今は「古い」とバッサリだ。

▽辻元 清美(つじもと・きよみ)1960年、奈良県生まれ、大阪育ち。早大教育学部卒。学生時代にNGO「ピースボート」を創設。96年衆院選で社民党から出馬し初当選。民主党政権では、国交副大臣、首相補佐官を務めた。大阪10区選出。当選7回。近著に、自身の体験を実名でつづった「国対委員長」(集英社新書)。