テイクアウト全盛の新時代は人類の危機
コロナ禍になってからプラスチックごみが増えていないだろうか。外食をやめてテークアウト、宅配を頼む。家でジュースやお茶、ハイボールを飲む。みんなプラスチックの容器に入っている。結果、ごみの日にはパンパンの袋。実はこうしたプラスチックの使用量の増加こそが新型コロナウイルスによる死者を増やしているのかもしれないということをご存じだろうか?多くの人が知らないプラスチックの危険性について、第一人者の学者が警鐘――。
▽たかだ・ひでしげ 1959年生まれ、東京都立大卒。東京農工大農学部教授。国連海洋汚染専門家会議グループのメンバー。マイクロプラスチック研究の第一人者。「プラスチックモンスターをやっつけよう!」などの著書がある。