統一教会は毎月1億円の対策費で「政治の力」に頼っていた

統一教会(現・世界平和統一家庭連合)をめぐり、一体どんな「政治の力」が働いたのかーー。教団の実態を暴き、社会問題化の端緒を開いたジャーナリストの発言に各方面で衝撃が走っている。統一教会との距離を見誤り、凶弾に倒れた安倍元首相の負の遺産は「内閣の最重要課題」だったはずの北朝鮮拉致問題もまた然りだ。統一教会、そして拉致問題。この間、何が起きていたのか。渦中の人に改めて聞いた。 (聞き手=坂本千晶) (2022年7月25日収録)

 

▽ありた・よしふ 1952年、京都府生まれ。立命館大経済学部を卒業後、出版社勤務を経てフリー。週刊誌などで統一教会やオウム真理教事件などを報道。10年参院選に民主党から立候補(比例区)し、初当選。再編に伴い、民進党から立憲民主党へ。22年7月まで参院議員を2期12年務める。北朝鮮による拉致問題、差別やヘイトスピーチ対策などに尽力した。「『神の国』の崩壊」「テレサ・テン十年目の真実」「ヘイトスピーチとたたかう!」など著書多数。

撮影日:2022年07月25日 URL:https://youtu.be/p42MW1QMHiw