児玉晃一弁護士「改悪入管法は廃止すべき」
先週閉会した通常国会では改正入管法が強行採決で成立した。2年前に廃案に追い込まれたシロモノと大枠は同じ。国内外から人権侵害を指摘される希代の悪法が、さらに悪質になった。「改悪入管法の廃止を諦めない」と闘い続ける弁護士に、入管・難民行政の問題を聞いた。(聞き手=高月太樹)
児玉晃一(こだま・こういち) 1966年、東京都生まれ。早大法学部卒業後、94年に弁護士登録。95年から入管問題、難民問題に取り組む。マイルストーン総合法律事務所代表弁護士。「全件収容主義と闘う弁護士の会 ハマースミスの誓い」代表。編著に「入管問題とは何か 終わらない〈密室の人権侵害〉」(明石書店)など。