サイボウズ・青野慶久社長 「忖度社会を変えよう」

「誰の何を解決」を煮詰めないマイナカード

夫婦別姓も同性婚も「幸せ」を増やすため

「失われた30年」を引きずる諦めムード

 

政治や社会が抱える問題をめぐる歯に衣着せぬ発言が注目されているのがこの人。時にツイッター(現X)が炎上することもあるが、発信を続けている。いわく、「声を上げること」が重要だという。東証プライム上場のソフトウェア開発会社社長の視点から、問題続出のマイナンバーカード、保守派が反対する選択的夫婦別姓、同性婚の問題を語ってもらった。

(聞き手=小幡元太)

 

インタビュー記事はこちら→→ https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/328763

 

青野慶久 1971年、愛媛県今治市生まれ。大阪大工学部情報システム工学科卒。松下電工(現パナソニック)を経て97年、松山市にサイボウズを設立。2005年に代表取締役社長に就任。社内のワークスタイル変革を推進し、離職率を10分の1に低減。3児の父として3度の育児休暇を取得した。「チームのことだけ、考えた。」など著書多数。