~鉄・路をゆく第21回~阪急甲陽線
24 Photos阪急甲陽線は阪急神戸本線夙川駅と甲陽園駅を結ぶ、全長2.2キロの単線。本線との直通列車はなく、すべて甲陽線内折り返し。途中駅は列車行き違い設備がある苦楽園口駅のみ。1924(大正13)年に開業し、開業当初から単線で運行している。山手の住宅地や、甲陽園駅近くの学校を利用する通勤や通学路線として利用されている。春は線路に沿って流れる夙川沿いの公園のに咲く桜が有名であり、関西屈指のお花見名所となっている。
~鉄・路をゆく第21回~阪急甲陽線
24 Photos阪急甲陽線は阪急神戸本線夙川駅と甲陽園駅を結ぶ、全長2.2キロの単線。本線との直通列車はなく、すべて甲陽線内折り返し。途中駅は列車行き違い設備がある苦楽園口駅のみ。1924(大正13)年に開業し、開業当初から単線で運行している。山手の住宅地や、甲陽園駅近くの学校を利用する通勤や通学路線として利用されている。春は線路に沿って流れる夙川沿いの公園のに咲く桜が有名であり、関西屈指のお花見名所となっている。
1号線(神戸三宮方面)ホームから、2号線奥にある3号線甲陽線ホームを望む。
※阪急では〇番線とは呼ばず、〇号線という呼び方をしている
山手は高級住宅エリアという土地柄か、構内に成城石井が入っている夙川駅
日中は概ね10分間隔での運行。最終は阪急梅田駅23時45分発神戸三宮行特急と接続している
甲陽線到着列車からの下車客が押し寄せる
日中の甲陽園からの到着列車は、2分程度の待ち時間で特急梅田行に接続する
夙川駅に到着する列車。左側は神戸本線から車両を入れるための連絡線
右手に大きくカーブを進むと本線へ
神戸三宮方に見える、甲陽線への引き込み線。西宮車庫から甲陽線に入れるためには、3度方向を変えなくてはならない
1号線ホーム(神戸三宮方)から見える夙川上には、まだこいのぼりが泳いでいた
苦楽園口駅。甲陽線開業当初は列車行き違い設備のある信号所(越木岩信号所)だったが、1925(大正14)年3月8日に駅として開業。開業当初は温泉地であった苦楽園へのアクセスが主だった。年々乗降客が増え、2017年は1日平均約12,000人
駅から西へ徒歩約15分の苦楽園という地域は西宮七園の一つで、高級住宅街となっている。
※西宮七園は兵庫県西宮市にある七つの「園」のつく地(苦楽園、甲子園、甲風園、甲東園、甲陽園、昭和園、香櫨園)の高級邸宅街の総称
阪急甲陽線の車両は、阪急6000系3両編成2編成で運行されている
夙川駅行き(右)、甲陽園行き(左)はほぼ同時発車
2号線上り夙川行きの列車が到着。降りて乗り換えしやすい先頭車両に乗客は集中する
駅を出てすぐの夙川公園は、春になると桜を楽しむことができる(撮影:2018年4月)
甲陽線を走る列車と桜の組み合わせも楽しめる(撮影:2018年4月)
陽が傾いてくると車両も輝きを増す(撮影:2018年4月)
終点の甲陽園駅。2003(平成15年)年度の第4回近畿の駅100選に選ばれている
戦前は周辺に開発されたカルバス温泉という歓楽街があり、甲陽線建設の主な目的の一つだった。また東亜キネマの撮影所もあったが、これらは後に衰退。現在は主に住宅地になってる
少し駅周辺を歩くと、交差点に面した花屋の花に埋もれた飛び出し坊や発見
1面1線の甲陽園駅。夙川駅から到着した列車は、日中3~4分ほどですぐに折り返していく
2010年まで2面2線だったが、2008年9月20日に発生した脱線事故を契機に改修を行い、以後現在の1面1線の構造となった
今も一部残る2号線ホームの跡