鉄・路をゆく第26回~終列車は10時・新十津川駅
30 Photos新十津川駅は、北海道札沼(さっしょう)線の桑園駅から新十津川駅を結ぶ76,5キロの終着駅。路線愛称は学園都市線。途中の北海道医療大学前駅までは電化されているが、以北は非電化単線となっている。現在、浦臼駅ー新十津川駅間は1日1往復運行されており、新十津川駅9時28分着、発車が10時00分で日本一終列車が早い駅となっている。
また北海道医療大学前駅から新十津川駅間は、輸送密度が200人未満の線区となっており、維持困難線区として2020年5月6日が最終運行。翌7日に廃止が決定している。
鉄・路をゆく第26回~終列車は10時・新十津川駅
30 Photos新十津川駅は、北海道札沼(さっしょう)線の桑園駅から新十津川駅を結ぶ76,5キロの終着駅。路線愛称は学園都市線。途中の北海道医療大学前駅までは電化されているが、以北は非電化単線となっている。現在、浦臼駅ー新十津川駅間は1日1往復運行されており、新十津川駅9時28分着、発車が10時00分で日本一終列車が早い駅となっている。
また北海道医療大学前駅から新十津川駅間は、輸送密度が200人未満の線区となっており、維持困難線区として2020年5月6日が最終運行。翌7日に廃止が決定している。
石狩当別駅7時45分発の新十津川駅行ワンマンカー(列車番号5425D)で出発
1日1本のみ掲示される行先表示幕
基本キハ40形400番台が石狩当別ー新十津川駅間の往復に充当される
昭和55年製造。キハ40形400番台は、キハ40形700番台を改造して、石狩当別以北用として使用されている
車両両端はロングシートで、中間は固定クロスシート。冷房設備はなく、天井に扇風機が設置されており、乗客が自由にON-OFFして使用する
北海道医療大学前駅以北で唯一の有人駅(新十津川駅は観光協会に簡易委託で無人駅扱い)で、行き違い設備がある石狩月形駅。
石狩月形駅舎
石狩当別から来た新十津川行き列車は、この石狩月形駅で約20分停車する
新十津川駅行の札が出されるのもこの時のみ
浦臼駅から来た、石狩当別行5424D列車
浦臼駅から来た列車5424D(左)と並ぶ、新十津川駅行5426D(右)。浦臼駅までは一日上下各6本が運行されている
現在では珍しいタブレット(通票)交換。実際はタブレットを代用したスタフ交換。石狩月形駅から新十津川駅間は単線の為、この通票を持った列車しか走ることができない
青春18きっぷ利用期間内ということもあり、始発の石狩当別駅から乗り通す乗客が大半を占める車内
9時28分、新十津川駅到着
以前は「しんとつがわ」と呼んでいたが、1997(平成9)年4月1日に、「しんとつかわ」の呼び名に変更された
ほぼ乗客でにぎわう新十津川駅舎前
コスモスが咲き誇り、明るい構内
廃止までカウントダウンを記した立て看板
新十津川町観光協会スタッフが販売する新十津川駅窓口(入場券のみ簡易委託)で購入できる駅名グッズ。終着駅証明書は無料で貰える
駅舎出て左手の売店で販売されていた、金滴酒造の純米吟醸酒「新十津川」(右)。駅名板と共に
観光協会集計の降車人数。実質1列車の乗客数
発車を待つ石狩当別行き5426D
かつて新十津川駅は、留萌本線石狩沼田駅から延びた札沼北線の終着中徳富駅として開業。反対側に車止めがあった。その後札沼線の延伸や廃止を経て終端駅となった。1953(昭和28)年11月3日、中徳富駅から現在の新十津川駅に改名された
なんとも寂しい、駅舎に設置された時刻表
JR北海道の腕章をつけた地元の方が、毎日到着・発車を見守っている
石狩当別を目指して10時00分の終列車(5426D)が発車
終列車を見送り、閑散とした新十津川駅。2020年5月6日が最終運行日となり、翌7日に廃止されることが決定している。乗り納めるなら、まだ比較的騒ぎになっていない年内がおすすめ