鉄・路をゆく第47回~日田彦山線BRTひこぼしライン
41 Photos日田彦山線BRTひこぼしラインは、JR九州日田彦山線(城野駅ー夜明駅間)の添田駅以南をBRT(バス・ラピッド・トランジット:バス大量輸送システム)に転換した路線で、2023年8月28日に開業した。事業主体はJR九州でJR九州バスが運行している。
2017年7月の九州北部豪雨で日田彦山線は、特に添田ー夜明駅間で甚大な被害を受け、復旧協議を行うも難航した。そのため鉄道の復旧を断念、方針転換してBRTを導入することで沿線自治体と合意に至り、一部線路跡を活用したバス専用道路を走行する、添田ー日田間36駅37.7キロのBRT路線区間となった。
鉄・路をゆく第47回~日田彦山線BRTひこぼしライン
41 Photos日田彦山線BRTひこぼしラインは、JR九州日田彦山線(城野駅ー夜明駅間)の添田駅以南をBRT(バス・ラピッド・トランジット:バス大量輸送システム)に転換した路線で、2023年8月28日に開業した。事業主体はJR九州でJR九州バスが運行している。
2017年7月の九州北部豪雨で日田彦山線は、特に添田ー夜明駅間で甚大な被害を受け、復旧協議を行うも難航した。そのため鉄道の復旧を断念、方針転換してBRTを導入することで沿線自治体と合意に至り、一部線路跡を活用したバス専用道路を走行する、添田ー日田間36駅37.7キロのBRT路線区間となった。
BRTひこぼしラインの発着駅であるJR九大本線日田駅
JR九大本線日田駅改札からBRTひこぼしライン乗り場への案内図
BRTひこぼしラインの日田駅。バス運行だが、「停留所」を使わず「駅」と称している
日田駅の添田方面時刻表
JR九大本線夜明駅。この駅から日田彦山線が分岐していた
夜明駅構内。柵がされている右の旧3番線から日田彦山線が分岐していた
夜明駅から分岐していた日田彦山線跡(右手砂利道)
BRTひこぼしライン夜明駅は、JR夜明駅舎から階段を下った、国道386号線沿いに設けられている
発車を待つ日田駅行きあやめカラーの中型ディーゼルバス
JR夜明駅舎内に設置されている、BRTロケーションボード
宝珠山駅。1937(昭和12)年8月22日に彦山線夜明駅 から宝珠山駅間の開通に伴い開業。ホーム上に大分県・福岡県の県境があった
線路は撤去されているが鉄道ホームはそのまま。ホーム上の大分県・福岡県の県境表示もそのまま残されている
宝珠山駅から彦山駅までは旧鉄道を転用したバス専用道を走行する
バス専用道は通行許可が下りたバスのみが走行できる
BRTひこぼしライン大行司駅。添田方を望む
大行司駅を出発し、旧鉄道時代行き違い設備のあった構内を進むバス
高台に設けられた大行司駅旧ホームから街を見下ろす
2017年7月の豪雨による土砂k崩れで駅舎は倒壊し、2019(平成元)年12月22日に復旧した大行司駅舎
暖かみのあるつくりの大行司駅舎内
復旧された駅舎に取り付けられた駅名は、相撲の行司筆頭である立行司第41代式守伊之助による揮毫
鉄道時代の駅名標も置かれている大行司駅。駅舎開業は1946(昭和21)年9月20日だった
大行司駅舎前には豪雨で流され変形した日田彦山線のレールが置かれている
駅舎からホームまで77段ある階段を上がっていくため、貸出杖も用意されている
大行司駅に到着するしゃくなげカラー小型電気バス。BRTひこぼしラインは小型電気バスが4台、中型ディーゼルバス2台で運行されている
中型ディーゼル(あやめカラーバージョン)の車内
やまなみカラーの中型ディーゼルバスシート
形状は違うが、各車両の座席付近に設置されているUSB充電ポート
沿線は豪雨災害から復旧した河川が見える
バス専用道(宝珠山駅ー彦山駅間)で行き違いスペースをもつ筑後岩屋駅
筑後岩屋駅駅舎(右手)
BRT化により、駅も鉄道時代の12駅から36駅に増えた。写真は添田駅の次駅である畑川(医院前)駅
添田駅に到着するBRT。日田彦山線とは同一ホームで乗り換えができる
停車中のキハ147ディーゼルカー(右)とBRTのバス。添田駅はBRTと日田彦山線が同一ホーム上でで乗り換えができる
添田駅を出発する日田駅行きBRT(右)
添田駅の北側、旧添田駅舎前にあるBRTの運行拠点場所
添田駅の駅名標は、BRT・鉄道両方に対応している
添田・夜明・光岡・日田各駅からJRに乗り継ぐ場合、大人は100円が鉄道運賃から乗り継ぎ割引として鉄道運賃精算時に引かれる
近年多発する豪雨による鉄道への甚大な被害を受ける中、復旧か転換かのモデルケースとして、気仙沼線&大船渡線BRTと共に注目されているBRTひこぼしライン