~鉄・路をゆく第16回~開業100周年近鉄田原本線
23 Photos近鉄田原本線は、JR関西本線王寺駅と接続する新王寺駅と近鉄西田原本駅を結ぶ、全長10.1kmの単線電化路線。1918(大正7)年4月26日に大和鉄道(設立時は田原本鉄道)がJRと同じ線路幅の規格(1,067㎜)で蒸気鉄道として王寺駅ー田原本駅が開業。その後信貴生駒電鉄が大和鉄道を合併し、1964(昭和39)年10月1日、近畿日本鉄道が信貴生駒鉄道を合弁し、近鉄のいち路線となる。その際、田原本駅が西田原本駅に改称され現在に至る。本年でちょうど開業100周年を迎え、様々なイベントが行われた。その一環として、田原本線を走っていた車両の塗装を復刻した列車が運行されている。
~鉄・路をゆく第16回~開業100周年近鉄田原本線
23 Photos近鉄田原本線は、JR関西本線王寺駅と接続する新王寺駅と近鉄西田原本駅を結ぶ、全長10.1kmの単線電化路線。1918(大正7)年4月26日に大和鉄道(設立時は田原本鉄道)がJRと同じ線路幅の規格(1,067㎜)で蒸気鉄道として王寺駅ー田原本駅が開業。その後信貴生駒電鉄が大和鉄道を合併し、1964(昭和39)年10月1日、近畿日本鉄道が信貴生駒鉄道を合弁し、近鉄のいち路線となる。その際、田原本駅が西田原本駅に改称され現在に至る。本年でちょうど開業100周年を迎え、様々なイベントが行われた。その一環として、田原本線を走っていた車両の塗装を復刻した列車が運行されている。
田原本線は全長10.1km、駅数8の独立路線。有人駅は両端の新王寺駅と西田原本駅のみで、その他は無人駅となっている。
田原本線の起点である近鉄新王寺駅。
ちなみにこの駅舎からまっすぐ150メートルほど歩くと、同じ近鉄の生駒線王寺駅がある。
2面1線の構造で、乗降ホームとして使い分けている。
新王寺駅に停車中の、1970年代半ばまでここ田原本線で運行していた600系の塗装色ダークグリーンを8400系に復刻塗装を施した。
8400系の内部。
概ね田原本線の中間に位置し、行き違い設備のある箸尾駅。
朝・夕は概ね箸尾駅で行き違いの光景が見られる。
左:1970年代半ばまで入っていた820系塗装色であるマルーンレッドにシルバーのラインが入った復刻塗装第一弾列車。
右:1970年代半ばまで田原本線で運行していた600系の塗装色であるダークグリーンを復刻塗装した列車。
箸尾駅から5分ほど歩いたところにある曽我川の鉄橋。600系復刻塗装列車が通過。
同じく曽我川の鉄橋を渡る、820系復刻塗装列車。
秋らしくススキも点在。
起終点の西田原本駅。
西田原本駅は1面2線の構造。田原本線で唯一、先発・次発の表示板が見られる。
朝・夕の1時間4本運行時は、新王寺駅からの列車が到着して1・2分後には対面の列車が出発していく。
西田原本駅正面には、近鉄橿原線田原本駅が見える。
ちなみに徒歩で乗り継ぐ場合、乗車券は通算して利用が可能。(IC乗車券も自動的に通しで計算してくれる)
西田原本駅から新王寺方面を望む。
踏切の奥から右に分岐している線路が、橿原線から回送車両を送り込む為の連絡線。
開通100周年の文字が入った行先表示板。
つい10月までは反対側に大和鉄道の社章をもとに復刻作成された特別ヘッドマークが取り付けられていた。