日刊ゲンダイ・石井カメラマン 荒野を行く アメリカの洗礼4
13 Photosアメリカ・アリゾナで大谷翔平選手が入団したエンゼルスのスプリングトレーニングを取材中の日刊ゲンダイ・石井カメラマンの現地レポート第四弾。仕事を早く終え、セドナに向うもやはり順調には行かない石井カメラマン。どうなる石井カメラマン!
日刊ゲンダイ・石井カメラマン 荒野を行く アメリカの洗礼4
13 Photosアメリカ・アリゾナで大谷翔平選手が入団したエンゼルスのスプリングトレーニングを取材中の日刊ゲンダイ・石井カメラマンの現地レポート第四弾。仕事を早く終え、セドナに向うもやはり順調には行かない石井カメラマン。どうなる石井カメラマン!

4度目の登場、カメラマンの石井です。
大谷選手の取材中、「明日休みが取れたので、グランドキャニオンに行こう」とカメラマン仲間が言うので、「そらアメリカといえばグランドキャニオンでしょう」と一度行ってみたいと思ってた場所だけに、テンションが激上がり。確かに翌日は土曜日だし、大谷選手の練習もほとんどないし、片道5時間掛かるけど、なかなか行く機会もないし、頑張って行こうと思った次第です。
そこで部長に現地休暇をとってもよろしいかとお伺い。「もちろん駄目です」と即答。
「そらそーだわなー、一応仕事残ってるもんなー」ってことで、急遽取材が終わった午後からでも行けるセドナに変更ということとなりました。

セドナといえばその昔、某有名人カップルが訪れたパワースポット。40過ぎたオッサンがパワースポットって。UFOでも見れるんやったら別やけど。そういったパワースポットとかいうスピリチュアル的なものは苦手なんよなー。しかしながらセドナを訪れたことのある他社のカメラマンから聞いたところ「赤い岩壁が夕陽に照らされてもの凄くきれいでしたよ」とのこと。まー仕事終わって一人でうだうだ酒飲んでるよりはエエやろってことでカメラマン仲間と行って参りました。

アリゾナのフェニックスからとにかく北へ高速を走ります。アメリカの高速は無料ってのが素晴らしいですね。日本でもタダにするって話があった時代が懐かしいです。1時間ほどたつと、何もない荒野が広がって来ます。そして雲行きが怪しくなってきたのが何よりも心配。

いかにもアメリカ的な車窓ですね。車でアメリカ横断ってのも楽しそうだ。

さらに走らせると突然の雨が。しかしながら遠くの方は晴れてそう。いや、頼むから晴れてくれ。

さらに北上。願いが通じたのか雲はあるけど、天気も良くなってきました。目の前にはこのような岩山が。いよいよセドナです。

車を止めて岩山を見てみると雪が降り積もっております。確かにものすごく寒い。

夕陽が見れるスポットへさらに車を走らせます。夕方5時過ぎとなり、安全運転で急ぎます。私は運転してないんですけどね。

また車を止めて風景を撮影。奥の方はものすごくきれいなのですが、手前が曇って真っ暗。んー、なんか残念な感じです。

更に車を走らせ、夕陽がきれいなスポットを探します。おかしい、陽が落るような時間じゃないのに、ものすごく暗くなってきました。雲行きが相当怪しい・・

夕陽を見に来たのに、めちゃくちゃ雪が降っとるがな!ほんまにアリゾナか、ここ。常夏のはずなのにメッチャ寒いし。

夕陽に照らされたレッドロック見に来たのに、なぜかダークファンタジーの世界に迷い込んだ感じです。ぜんぜん話と違うやんけ!どんだけ持ってないねん。

結局夕陽を見ることなく、雪に降られ凍えるような寒さを味わうこととなってしまいました。それでもあんな珍しい岩山を見れただけでも満足です。いや、そう思うことにしましょう。読者のみなさんが行くときは、素晴らしい夕陽が見れますように。