鉄・路をゆく第34回~門司港レトロ観光線潮騒号
27 Photos門司港レトロ観光線は、福岡県北九州市JR門司港駅にほど近い九州鉄道記念館駅から関門海峡めかり駅までを結ぶ、全長2.1キロの観光路線である。土・日・祝日運行だが、春夏の行楽シーズンなどは毎日運行。ネーミングライツで北九州銀行レトロラインと名付けられている。
元々はJR貨物の鹿児島本線貨物支線と、北九州市が保有していた田野浦公共臨港鉄道が貨物列車を運行していたが、2005(平成17)年に営業休止。この廃線跡を北九州市が買い取って駅や線路などの施設を保有し、平成筑豊鉄道が車両を保有し列車を運行する事業形態で2009(平成21)年4月26日に開業。片道10分程で、窓のない客車から門司港レトロ地区の景観を楽しむことができる観光路線となった。
鉄・路をゆく第34回~門司港レトロ観光線潮騒号
27 Photos門司港レトロ観光線は、福岡県北九州市JR門司港駅にほど近い九州鉄道記念館駅から関門海峡めかり駅までを結ぶ、全長2.1キロの観光路線である。土・日・祝日運行だが、春夏の行楽シーズンなどは毎日運行。ネーミングライツで北九州銀行レトロラインと名付けられている。
元々はJR貨物の鹿児島本線貨物支線と、北九州市が保有していた田野浦公共臨港鉄道が貨物列車を運行していたが、2005(平成17)年に営業休止。この廃線跡を北九州市が買い取って駅や線路などの施設を保有し、平成筑豊鉄道が車両を保有し列車を運行する事業形態で2009(平成21)年4月26日に開業。片道10分程で、窓のない客車から門司港レトロ地区の景観を楽しむことができる観光路線となった。
起点となる門司港レトロ観光線の九州鉄道記念館駅
九州鉄道記念館駅で発車を待つ潮騒号
運行は基本土日祝だが行楽シーズンは毎日運行され、概ね11往復の運行
九州鉄道記念館駅~関門海峡めかり駅までは片道300円。単純往復や途中下車するなら1日乗車券が便利。
また、関門人道トンネル(無料)の利用者向けに、潮騒号片道、サンデンバス(みもすそ川~唐戸)、関門汽船(下関唐戸~門司港)を乗り継いで海峡をぐるっと一周できるきっぷ関門海峡クローバーきっぷ(800円)も用意されている
先頭の客車から機関車越しに門司港の景色を眺める
2両をあるトロッコ客車(トラ701・702)は、元島原鉄道の島鉄ハッピートレインで使用されていた客車。貨物のトラ70000形を改造したもの
天井には門司港のレトロ地区などが描かれている
客車両端につけられたディーゼル機関車(DB101・102)は、かつて南阿蘇鉄道のトロッコ列車ゆうすげ号の牽引機として活躍していたが、2009(平成21)年に平成筑豊鉄道に譲渡された
点在する踏切をのんびりと走る潮騒号
九州鉄道記念館駅から500メートル、2つ目の駅となる出光美術館駅
左手に見える建物は海峡プラザ
出光美術館駅南側にはMOJIKOの文字モニュメント
バナナマン(右)とバナナマンブラック(左)人形が立つ右奥には、はね橋(ブルーウィング)も見える
出光美術館駅から3駅目のノーフォーク広場駅までは海沿いを走り、門司港レトロ地区を眺めることができる
また関門海峡を挟んだ対岸、下関市街も眺めることができる
3駅目のノーフォーク広場駅。駅前すぐ先にあるノーフォーク広場は、統合前の門司市がアメリカ合衆国バージニア州のノーフォーク市と姉妹都市盟約関係にあり、それにちなんでノーフォーク市の海浜公園をイメージして整備された
ノーフォーク駅を発車するとすぐに和布刈トンネルに入る
トンネル内に入ると、客車内の天井には関門海峡に生息する魚などが浮かび上がる演出が行われる
終点の関門海峡めかり駅
関門海峡めかり駅から約400メートル進むと、関門人道トンネルの入り口がある。この駅からバスで門司港レトロ方面へ向かうこともできる
関門海峡めかり駅からすぐのめかり潮騒公園内にあるたこ山。高さが約6メートル・最大幅約20メートルのタコ山は、国内最大級だという
めかり潮騒公園内に静態保存されている、関門トンネルで活躍したEF30形電気機関車のトップナンバーとオハフ33型客車
オハフ33形客車内はカフェになっており、飲食できるスペースになっている。また鉄道グッズの販売も行われている
客車内半分は当初の木製座席そのまま
関門海峡めかり駅で発車をまつ潮騒号
日本一遅い最高速度15キロで門司港レトロ地区を走る潮騒号